ご報告


かねてより施設にて病気療養中の母が、
10月26日、息を引き取りました。

前日に施設からの連絡があり急遽北九州に戻り面会。
以前からの申し合わせで、
母が苦しむような無理な蘇生はしないで欲しいと伝えていました。

既に意識は無くなってしましたが、呼吸器などは付けず、
血圧も上が150くらいあり、酸素濃度も99%あり思ったより良い状況でした。

しかしながら、荒い呼吸と無呼吸の状態が交互に訪れ、
施設のナースからは、いつ呼吸が止まってもおかしくない状況と伝えられました。

コロナの状況でこの1年半はあまり会えずにいて、
このまま家族に会わずに旅立つのはあまりに寂しいので、
「家に連れて帰って最後の時間を過ごしたい」
旨伝えると、諸処協議して下さり、
施設内の個室にて家族との面会が叶いました。

出来るだけ在宅での看取りに近い形を整えて下さいました。
私はずっと付き添い、
前日に母が
「ソーダが飲みたい」
と言ったとの事で、
ソーダ水をガーゼに含ませて、唇をタッチングして、
少しずつ流してあげると、
意識は無くてもガーゼを吸ってしっかり飲み込みました。

母の生命力の強さに驚くばかり。
一旦夕方引き上げて、自宅待機。

22時ごろ埼玉から弟が我が家に着いた時、施設からの電話で呼ばれて、母の元へ。
既に血圧が70〜50。
酸素濃度も84%。
次第に荒い呼吸と無呼吸の時間が長くなり、
血圧も測定出来なくなり、
最期に大きな呼吸と咳き込みがあって、
私の腕の中で、
弟に手を取られて、
静かに息を引き取りました。

苦しむことも無く、
好く生き良く死んだ、と感じました。

生きる事に貪欲で、
亡くなる前日の朝に8割の食事を摂り、
亡くなる6時間前には、大好きなソーダ水を飲んだ。

精一杯生きたんだなぁと思うと、
私の中にも大きな癒しが起こりました。

涙は溢れましたが、
悲しみだけではなく、
その人生を大いに讃え、素晴らしい死に際を見せてくれた事への感謝。

上手く言葉に出来ませんが、
母の生は奇跡の連続で、
死を迎える時も、奇跡の連続で、
このコロナの状況で家族に見守られて旅立つ事が出来ました。

皆様には沢山の励まし、暖かいお言葉を頂きまして有り難うございました。

諸処片付きましたら、今週後半から、
埼玉県に置いてきた愛車を取りに行ってきます。
この旅で起きたさまざまな奇跡的な出来事が、
母の死を私に安らかに受け取らせてくれる前哨戦だったのかと思うような旅の前半でした。

落ち着きましたら、
また皆様へもお話しさせて下さいませ。

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