こんばんは(#^.^#)自然食工房めぐみの堀川です。
長文になります。
子供のころに読んだ本だったか、
もしかしたら母が聞かせてくれたお話しだったのかも
はっきりしていないのですが、
こんな童話がありました。
もし、出典をご存知の方がおられたら、教えてくださいませ。
ある国に、王様と3人のお姫様がいました。
王様は、優しくて聡明な一番下のお姫様が可愛くて仕方ありません。
いつもそばにおいて、特別に可愛がっておりました。
ある時王様は、とてもご機嫌に、3人のお姫様に言いました。
「姫たちよ。 お前たちはみな、この王様を大好きだと言ってくれるが、
さて、それはどれくらい大好きなのじゃ?
何でも褒美をとらすから、教えておくれ。」
一番上のお姫様が言いました。
「お父様、私は、甘くてとっても美味しいお砂糖と同じくらいに、
優しいお父様が大好きです。」
王様は上機嫌で言いました。
「そうかそうか、それは嬉しい♥
それでは、褒美に国中から砂糖の
たっぷり入ったお菓子を取り寄せてやろう。
二番目のお姫様は、
「お父様、私は、キラキラに輝く宝石と同じくらい、
いつも輝いていらっしゃるお父様が大好きです。」
またもや王様は上機嫌で言いました。
「そうかそうか、それは嬉しい♥
それでは、この国で一番美しい宝石をお前にあげよう。」
そして次は、王様の大好きな一番下のお姫様の番です。
さぞや嬉しい言葉を聞けるだろうと、王様はウキウキして待ちした。
一番下のお姫様は言いました。
「お父様、私は、生きていくのになくてはならない
お塩と同じくらい、お父様が大好きです。」
これを聞いて、王様は、激しく怒りました。
「何???私が塩だと?あのしょっぱくて、
そのままではとても食べれない塩と同じだと?
姫、それは何かの間違いではないか?
今すぐここで訂正すれば、許してあげよう。」
でも、一番下のお姫様は、きっぱりと言いました。
「私は、お塩と同じくらいお父様が大好きです。」 こ
れを聞いて、王様は言いました。
「わしを塩などと言うものは、許せん。
今すぐこの城から出て行け!!
皆の者、今後いっさい、この国で塩を使ってはならんぞ!!!」
さて、それから、王様が納める国では、塩が一切使えなくなってしました。
一番困ったのは調理人です。
塩がないと、美味しいパンを焼くことが出来ません。
肉の保存にも塩がなくては、腐ってしまいます。
スープも、お料理も、塩がなくては、
まずくてとても食べられるものではありません。
仕方なく、この国では、お砂糖ばかり食べていました。
そして、数年後、この国の人は、
みんな病気になってしまいました。
やっと、一番下のお姫様の言っていた塩の大切さがわかった王様は、
お姫様を城に呼び戻し、国中に、塩を使って良いというお触れをだしました。
めでたし めでたし
長文をお読みいただきまして、
ありがとうございました。
このお話を知っている方がおられましたら、
教えてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
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